この業界にいて様々な物件を見てきた経験から言えることなのですが、残念なことにこの業界は手抜き工事が多いです。

塗装や防水の工法にもちゃんとした規定があるにも関わらず、それを知らずに施工してしまう職人や故意に手を抜いている…という場合もあるのです。ペンキを塗ればキレイに仕上がるので一般の方には見抜きにくいという面も手抜き工事に拍車をかける要因とも考えられます。

具体的に一例あげてみますと…

一番日射にさらされる為、劣化しやすい屋上・屋根の防水工事についてです。

防水材自体はゴムの性質ですので厚みが重要です。例えば、輪ゴム1本を引っ張るとすぐに切れてしまいますが、5本を束ねると強度が高くなると思います。実は防水工事には2mm厚以上の防水層を設けるという基準値があり、決まり事です。
ところが、その基準を満たしていない厚みで仕上げているのに『これは防水ですよ』と一般のお客様にお話して工事を納めている業者がいるのも事実です。

このような施工をされたお客様はどうなるかというと、1年後2年後に雨漏りが発生してしまうのです。

私たちはこのようなことが起こらないように完了後に測定器を用い、基準を守った安心・安全な施工をご提供いたします。

そして、皆様自身が様々な情報を吸収することで知識を付けていただき、手抜きされない体制を作っていただく…ということも必要になってくると思います。